イベントID 4656(オブジェクトへのハンドルが要求された)の見方
イベントID 4656 は、オブジェクトへの特定のアクセスが要求されたことを示します。オブジェクトは、ファイルシステム、カーネル、レジストリのオブジェクト、リムーバブルストレージやデバイス上のファイルシステムオブジェクトなどです。アクセスが拒否された場合は、失敗のイベントが記録されます。公式資料では、オブジェクトのSACLに必要なACEがある場合にだけ記録されるとされています。
どこで確認するか
イベントビューアー →「Windows ログ」→「セキュリティ」で、イベントID 4656 を絞り込みます。
見る項目
- Subject:要求したアカウント
- Object の Object Name / Object Type:対象のオブジェクト
- Access Request Information:要求された権限
4663 との違い
- 4656:アクセスの権限が、要求された。
- 4663:実際に、その権限を使った操作が行われた。
- 何が実行されたかは 4663 で、拒否されたかは 4656 の失敗で見る。
PowerShell で絞り込む
直近1日の、このイベントを取り出すコマンドの例です。Get-WinEvent の -FilterHashtable を使います。
Get-WinEvent -FilterHashtable @{ LogName = 'Security'; Id = 4656; StartTime = (Get-Date).AddDays(-1) } |
Select-Object TimeCreated, Id, Messageセキュリティログの読み取りには、管理者権限が必要な場合があります。期間は、AddDays(-1) の数字で変えられます。複数台のログは、各コンピューターで実行するか、ログ収集の仕組みで集めます。
よくある質問
ファイルの監査を有効にするには?
対象のファイル・フォルダーの「監査」の設定(SACL)で、記録したい操作を指定し、監査ポリシーも有効にします。設定を広げすぎるとログが大量になるため、重要な場所に絞ってください。
あわせて読みたい
- 4663オブジェクトに対して、特定の操作が行われたときの記録。誰がファイルを読んだ・書いた・削除したかの調査に使う。
- 4670ファイル・レジストリなどのアクセス許可が変更されたときの記録。権限の付け外しの確認に使う。
出典・参考
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確認日: 2026-10-28 掲載内容について