イベントID 4625(ログオンに失敗)の意味と原因の見つけ方
イベントID 4625 は、サインインに失敗したときにセキュリティログへ残る記録です。理由は「Status」と「Sub Status」のコードで見分けます。1回きりなら入力ミス、短時間に何度も出るなら総当たり攻撃や設定の不整合を疑います。
どこで確認するか
イベントビューアー →「Windows ログ」→「セキュリティ」で、イベントID 4625 を絞り込みます。ログオンを受けた側のコンピューター(サーバーなら、そのサーバー)に記録されます。
まず見る項目
- Account For Which Logon Failed(失敗したアカウント):誰のサインインが失敗したか。
- Failure Information の Sub Status:失敗理由のコード。下の表で読み替える。
- Logon Type:どの方法でのサインインか(4624 の記事も参照)。
- Network Information の Source Network Address:どのIPアドレスから来たか。
Sub Status の読み方
公式資料には、次のコードの意味が載っています。
- 0xC000006A:ユーザー名は正しいが、パスワードが間違っている
- 0xC0000064:ユーザー名が存在しない
- 0xC0000234:アカウントがロックされている
- 0xC0000072:アカウントが無効になっている
- 0xC000006F:許可された時間帯の外でのサインイン
- 0xC0000070:許可されていないコンピューターからのサインイン
原因の切り分け
- 同じアカウントで 0xC000006A が散発:入力ミスが多い。保存済みの古いパスワードを使うアプリ・共有ドライブ・スマホのメール設定が残っていないか確認する。
- 存在しないユーザー名(0xC0000064)が短時間に大量に出る:外部から総当たりをされている可能性がある。Source Network Address を見て、外部に公開しているリモートデスクトップなどがないか確認する。
- 0xC0000234 が出る:ロックアウト済み。4740 の記事で、ロックアウト元のコンピューターを探す。
PowerShell で絞り込む
直近1日の、このイベントを取り出すコマンドの例です。Get-WinEvent の -FilterHashtable を使います。
Get-WinEvent -FilterHashtable @{ LogName = 'Security'; Id = 4625; StartTime = (Get-Date).AddDays(-1) } |
Select-Object TimeCreated, Id, Messageセキュリティログの読み取りには、管理者権限が必要な場合があります。期間は、AddDays(-1) の数字で変えられます。複数台のログは、各コンピューターで実行するか、ログ収集の仕組みで集めます。
よくある質問
4625 が1件だけ出ていますが問題ですか?
1件だけなら入力ミスであることが多いです。同じIPアドレスから短時間に何件も続くときや、存在しないユーザー名が並ぶときは、注意して調べます。
ログに 4625 が出ない場合は?
「ログオンの監査(失敗)」が有効でないと記録されません。グループポリシーの監査ポリシーを確認します。
あわせて読みたい
- 4624ログオンセッションが作られた記録。「ログオンの種類」で、どの方法でサインインしたかが分かる。
- 4740ユーザーアカウントがロックされた記録。「呼び出し元コンピューター名」でロックの原因元を探す。
- 4776ドメインコントローラーがNTLM認証の資格情報を検証した記録。エラーコードが 0x0 以外なら失敗。
出典・参考
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確認日: 2026-10-28 掲載内容について