イベントID 4741(コンピューター アカウントが作成された)の見方
イベントID 4741 は、コンピューターのオブジェクトが新しく作成されるたびに記録されます。公式資料では、このイベントはドメインコントローラーでのみ生成されるとされています。
どこで確認するか
ドメインコントローラーのイベントビューアー →「Windows ログ」→「セキュリティ」で、イベントID 4741 を絞り込みます。必要なサーバーの役割は Active Directory ドメインコントローラーです。サブカテゴリは「コンピューター アカウント管理の監査」(Audit Computer Account Management)です。
見る項目
- Subject の Security ID・Account Name・Account Domain:コンピューターオブジェクトの作成を要求したアカウント
- Subject の Logon ID:16進数の値。4624 など、同じ Logon ID を持つ近い時刻のイベントとの突き合わせに使える
- New Computer Account の Security ID・Account Name:作成されたコンピューターアカウントのSIDと名前(例:WIN81$)
- Attributes の SAM Account Name:作成されたオブジェクトの sAMAccountName の値
- Primary Group ID:公式資料では、サーバー・ワークステーション(ドメインコンピューター)は 515、ドメインコントローラーは 516、読み取り専用ドメインコントローラー(RODC)は 521
- Old UAC Value・New UAC Value:userAccountControl の変更前後の値
- DNS Host Name・Service Principal Names:作成されたオブジェクトのDNSホスト名とSPN
公式資料が挙げる監視の考え方
- コンピューターアカウントの作成を監視する方針がある場合は、このイベントを監視する。
- SAM Account Name が空または - の場合は、異常の可能性がある(公式資料)。
- Primary Group ID が 515 以外の場合、516 または 521 なら新しいドメインコントローラー/RODC なので監視する。それ以外の値は通常ではないので監視する。
- Old UAC Value が 0x0 以外、SID History が - 以外、Account Expires が <never> 以外などの場合は、異常の可能性がある(公式資料)。
- Password Last Set が <never> の場合は、手動で作成されたコンピューターアカウントの可能性がある(公式資料)。
PowerShell で絞り込む
直近1日の、このイベントを取り出すコマンドの例です。Get-WinEvent の -FilterHashtable を使います。
Get-WinEvent -FilterHashtable @{ LogName = 'Security'; Id = 4741; StartTime = (Get-Date).AddDays(-1) } |
Select-Object TimeCreated, Id, Messageセキュリティログの読み取りには、管理者権限が必要な場合があります。期間は、AddDays(-1) の数字で変えられます。複数台のログは、各コンピューターで実行するか、ログ収集の仕組みで集めます。
よくある質問
クライアントPCで4741は見られますか?
公式資料では、このイベントはドメインコントローラーでのみ生成されるとされています。クライアントPCのセキュリティログには記録されません。
ユーザーの作成は何で記録されますか?
ユーザーアカウントの作成は 4720 です。
あわせて読みたい
- 4742ドメインのコンピューターのオブジェクトが変更されるたびに、ドメインコントローラーに記録される。
- 4720新しいユーザーアカウントが作られるたびに記録される。作成者と作成されたアカウントを確認する。
- 4738ユーザーオブジェクトが変更されるたびに記録される。変更内容が空(-)でも出ることがある。
出典・参考
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確認日: 2026-11-02 掲載内容について