イベントID 4768(Kerberos認証チケット TGT が要求された)の見方
イベントID 4768 は、キー配布センター(KDC)がKerberosのチケット許可チケット(TGT)を発行するたびに記録されます。ドメインコントローラーだけで記録されます。TGTの発行に失敗したときは、Result Code が 0x0 以外の失敗イベントとして出ます。
どこで確認するか
ドメインコントローラーのイベントビューアー →「Windows ログ」→「セキュリティ」で、イベントID 4768 を絞り込みます。
見る項目
- Account Information の Account Name:TGTを要求したアカウント
- Network Information の Client Address:要求の送信元
- Result Code:0x0 なら成功、それ以外は失敗の理由
注意
- 公式資料によると、Result Code が 0x10 と 0x18 のときは、4768 は出ない。代わりに 4771(Kerberos 事前認証の失敗) が記録される。
- ユーザーのサインインが失敗する原因を調べるときは、4768 と 4771 を合わせて見る。
PowerShell で絞り込む
直近1日の、このイベントを取り出すコマンドの例です。Get-WinEvent の -FilterHashtable を使います。
Get-WinEvent -FilterHashtable @{ LogName = 'Security'; Id = 4768; StartTime = (Get-Date).AddDays(-1) } |
Select-Object TimeCreated, Id, Messageセキュリティログの読み取りには、管理者権限が必要な場合があります。期間は、AddDays(-1) の数字で変えられます。複数台のログは、各コンピューターで実行するか、ログ収集の仕組みで集めます。
よくある質問
4768 と 4769 の違いは?
4768 はTGT(最初のチケット)の要求、4769 はサービスチケット(TGS)の要求です。
あわせて読みたい
- 4769ドメインコントローラーがKerberosのサービスチケット(TGS)の要求を受けるたびに記録される。失敗コード 0x20 は期限切れ。
- 4771KDCがTGTを発行できなかったときの記録。パスワード誤り・期限切れ・証明書の問題などが原因。
出典・参考
- 4768(S, F) A Kerberos authentication ticket (TGT) was requested(Microsoft Learn)
- Get-WinEvent(Microsoft Learn)
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確認日: 2026-10-28 掲載内容について