イベントID 4769(Kerberosサービスチケットが要求された)と 0x20 の意味
イベントID 4769 は、キー配布センター(KDC)が、Kerberosのサービスチケット(TGS)の要求を受けるたびに記録されます。ドメインコントローラーだけで記録されます。発行に失敗したときは、Failure Code が 0x0 以外になります。公式資料では、Failure Code 0x20(サービスチケットの期限切れ)の失敗イベントが多く出るのが普通で、セキュリティ上の意味はほとんどないとされています。
どこで確認するか
ドメインコントローラーのイベントビューアー →「Windows ログ」→「セキュリティ」で、イベントID 4769 を絞り込みます。
見る項目
- Account Information の Account Name:サービスチケットを要求したアカウント
- Service Information の Service Name:どのサービスのチケットか
- Failure Code:0x0 なら成功
よくある場面
- 0x20 の失敗が大量に出る:チケットの期限切れによる情報的なメッセージで、通常は気にしなくてよい。
- 0x20 以外の失敗コードが特定のアカウントで続く:該当のコードの意味を、公式資料の一覧で確認する。
PowerShell で絞り込む
直近1日の、このイベントを取り出すコマンドの例です。Get-WinEvent の -FilterHashtable を使います。
Get-WinEvent -FilterHashtable @{ LogName = 'Security'; Id = 4769; StartTime = (Get-Date).AddDays(-1) } |
Select-Object TimeCreated, Id, Messageセキュリティログの読み取りには、管理者権限が必要な場合があります。期間は、AddDays(-1) の数字で変えられます。複数台のログは、各コンピューターで実行するか、ログ収集の仕組みで集めます。
よくある質問
大量に出ますが、ログを減らせますか?
成功の記録も大量に出ます。監査ポリシーでの記録の対象は、ログの保管量と調査の目的を考えて決めます。
あわせて読みたい
- 4768ドメインコントローラーがKerberosのTGTを発行するたびに記録される。失敗時は Result Code が 0x0 以外。
- 4771KDCがTGTを発行できなかったときの記録。パスワード誤り・期限切れ・証明書の問題などが原因。
出典・参考
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確認日: 2026-10-28 掲載内容について