イベントID 4799(セキュリティ有効なローカルグループのメンバーシップが列挙された)の見方
イベントID 4799 は、プロセスがコンピューター(またはデバイス)上の、セキュリティ有効なローカルグループのメンバーを列挙したときに記録されます。公式資料では、Active Directory ユーザーとコンピューターのスナップインでメンバーを列挙した場合は、このイベントは生成されないとされています。
どこで確認するか
イベントビューアー →「Windows ログ」→「セキュリティ」で、イベントID 4799 を絞り込みます。必要なサーバーの役割はありません。サブカテゴリは「セキュリティ グループの管理の監査」(Audit Security Group Management)です。公式資料では、Windows Server 2016・Windows 10 以降が対象です。
見る項目
- Subject の Security ID・Account Name・Account Domain:メンバーの列挙を要求したアカウント
- Subject の Logon ID:16進数の値。4624 など、同じ Logon ID を持つ近い時刻のイベントとの突き合わせに使える
- Group の Security ID・Group Name・Group Domain:メンバーを列挙されたグループ(組み込みグループの場合、Group Domain は Builtin)
- Process Information の Process ID:列挙したプロセスのID(16進数)。4688 の New Process ID と突き合わせられる
- Process Information の Process Name:列挙したプロセスの実行ファイルのフルパス
公式資料が挙げる監視の考え方
- 重要なローカルグループ(組み込みの Administrators、Backup Operators など)の一覧がある場合は、Group Name がそのグループに当たるイベントを監視する。
- ローカルまたはドメインのセキュリティグループのメンバーが、いつ、誰に列挙されたかを知りたい場合は、このイベントを監視する。通常は情報としてのイベントで、必要なときに確認する。
PowerShell で絞り込む
直近1日の、このイベントを取り出すコマンドの例です。Get-WinEvent の -FilterHashtable を使います。
Get-WinEvent -FilterHashtable @{ LogName = 'Security'; Id = 4799; StartTime = (Get-Date).AddDays(-1) } |
Select-Object TimeCreated, Id, Messageセキュリティログの読み取りには、管理者権限が必要な場合があります。期間は、AddDays(-1) の数字で変えられます。複数台のログは、各コンピューターで実行するか、ログ収集の仕組みで集めます。
よくある質問
4798 と 4799 は何が違いますか?
4798 は、あるユーザーが属するローカルグループが列挙されたときの記録です。4799 は、あるグループのメンバーが列挙されたときの記録です。
4799 が出たら不正アクセスですか?
公式資料では、通常は情報としてのイベントで、必要なときに確認するものとされています。Process Name や Subject を見て判断します。公式資料の例では、管理ツール(mmc.exe)による列挙が記録されています。
あわせて読みたい
- 4798あるプロセスが、ユーザーが属するセキュリティ有効なローカルグループを列挙したときに記録される。
- 4688プロセスが起動するたびに記録される。コマンドラインも残すには別の設定が必要。
- 4732セキュリティが有効なローカルグループにメンバーが追加されるたびに記録される。Administrators への追加は要確認。
出典・参考
- 4799(S) A security-enabled local group membership was enumerated(Microsoft Learn)
- Get-WinEvent(Microsoft Learn)
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確認日: 2026-11-02 掲載内容について