イベントID 5137(ディレクトリサービスのオブジェクトが作成された)の見方
イベントID 5137 は、Active Directory のオブジェクトが作成されるたびに記録されます。記録されるのは、親のオブジェクトの SACL に「Create(作成)」の監査設定(特定のクラスやオブジェクトが対象)がある場合だけです。例として、組織単位(OU)に対する「コンピューターオブジェクトの作成」の監査があります。
どこで確認するか
ドメインコントローラーのイベントビューアー →「Windows ログ」→「セキュリティ」で、イベントID 5137 を絞り込みます。必要なサーバーの役割は Active Directory ドメインコントローラーです。サブカテゴリは「ディレクトリ サービスの変更の監査」(Audit Directory Service Changes)です。
見る項目
- Subject の Account Name:作成を要求したアカウント(実行者)
- Object の DN:作成されたオブジェクトの識別名
- Object の Class:作成されたオブジェクトの種類(user・computer・group・groupPolicyContainer など)
- Operation の Correlation ID:同じ操作で起きた他の変更(5136 や 5139 など)とひもづける値
使い方
- 公式資料は、新しい グループポリシーオブジェクト(groupPolicyContainer クラス)の作成を、すべて監視することを推奨しています。
- すべての種類のオブジェクトの作成を監査する理由はありません。重要な場所(組織単位など)を決め、特定のクラス(user・computer・group など)に絞って監視します。
PowerShell で絞り込む
直近1日の、このイベントを取り出すコマンドの例です。Get-WinEvent の -FilterHashtable を使います。
Get-WinEvent -FilterHashtable @{ LogName = 'Security'; Id = 5137; StartTime = (Get-Date).AddDays(-1) } |
Select-Object TimeCreated, Id, Messageセキュリティログの読み取りには、管理者権限が必要な場合があります。期間は、AddDays(-1) の数字で変えられます。複数台のログは、各コンピューターで実行するか、ログ収集の仕組みで集めます。
よくある質問
5137 が出ません。なぜですか?
親のオブジェクトの SACL に、特定のクラスやオブジェクトに対する「Create」の監査設定がないと記録されません。監査設定を確認します。
あわせて読みたい
- 5136Active Directory のオブジェクトの属性が変更されるたびに記録される。1回の変更で「削除」と「追加」の2件が並ぶ。
- 5141Active Directory のオブジェクトが削除されるたびに記録される。「Tree Delete」でサブツリーごとの削除かが分かる。
- 4720新しいユーザーアカウントが作られるたびに記録される。作成者と作成されたアカウントを確認する。
出典・参考
社内のログ監視や、アカウント管理の見直しでお困りなら、社内IT 自己診断で、抜け漏れを点検できます。
確認日: 2026-10-28 掲載内容について