イベントID 5136(ディレクトリサービスのオブジェクトが変更された)の見方
イベントID 5136 は、Active Directory のオブジェクトが変更されるたびに記録されます。記録されるには、変更されたオブジェクトの SACL に、対象の属性の「書き込み」の監査設定が必要です。値を変更する操作では、通常1回の操作に対して、種類が「Value Deleted」と「Value Added」の2件が記録されます。「Value Deleted」には変更前の値、「Value Added」には変更後の値が入るのが一般的です。
どこで確認するか
ドメインコントローラーのイベントビューアー →「Windows ログ」→「セキュリティ」で、イベントID 5136 を絞り込みます。必要なサーバーの役割は Active Directory ドメインコントローラーです。サブカテゴリは「ディレクトリ サービスの変更の監査」(Audit Directory Service Changes)です。
見る項目
- Subject の Account Name:変更を要求したアカウント(実行者)
- Object の DN:変更されたオブジェクトの識別名
- Object の Class:変更されたオブジェクトの種類(user・group・groupPolicyContainer など)
- Attribute の LDAP Display Name:変更された属性の名前
- Operation の Type:「Value Deleted」(変更前の値)か「Value Added」(変更後の値)か
- Operation の Correlation ID:同じ操作で起きた変更をひもづける値
確認の流れ
- Attribute の LDAP Display Name で、何の属性が変わったかを確認する。
- 同じ Correlation ID の 5136 を探し、「Value Deleted」の値と「Value Added」の値を見比べて、変更前と変更後を確認する。
- Subject の Account Name が、本来その変更をする権限のある管理者か確認する。
PowerShell で絞り込む
直近1日の、このイベントを取り出すコマンドの例です。Get-WinEvent の -FilterHashtable を使います。
Get-WinEvent -FilterHashtable @{ LogName = 'Security'; Id = 5136; StartTime = (Get-Date).AddDays(-1) } |
Select-Object TimeCreated, Id, Messageセキュリティログの読み取りには、管理者権限が必要な場合があります。期間は、AddDays(-1) の数字で変えられます。複数台のログは、各コンピューターで実行するか、ログ収集の仕組みで集めます。
よくある質問
5136 が出ません。なぜですか?
対象のオブジェクトの SACL に、対象の属性の「書き込み」の監査設定がないと記録されません。サブカテゴリ「ディレクトリ サービスの変更の監査」と、SACL の両方を確認します。
同じ変更なのに 5136 が2件出ます。重複ですか?
重複ではありません。値を変更する操作では、通常、「Value Deleted」(変更前の値)と「Value Added」(変更後の値)の2件が記録されます。
あわせて読みたい
- 5137Active Directory にオブジェクトが作成されるたびに記録される。作成された場所(親)の SACL 設定が必要。
- 5141Active Directory のオブジェクトが削除されるたびに記録される。「Tree Delete」でサブツリーごとの削除かが分かる。
- 4725ユーザーまたはコンピューターのオブジェクトが無効になるたびに記録される。退職者対応の確認にも使える。
出典・参考
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確認日: 2026-10-28 掲載内容について