イベントID 5141(ディレクトリサービスのオブジェクトが削除された)の見方
イベントID 5141 は、Active Directory のオブジェクトが削除されるたびに記録されます。記録されるのは、削除されたオブジェクトの SACL に「Delete(削除)」の監査設定がある場合だけです。「Tree Delete」が Yes なら「サブツリーの削除」操作が行われたことを、No ならそれを使わない削除であることを示します。
どこで確認するか
ドメインコントローラーのイベントビューアー →「Windows ログ」→「セキュリティ」で、イベントID 5141 を絞り込みます。必要なサーバーの役割は Active Directory ドメインコントローラーです。サブカテゴリは「ディレクトリ サービスの変更の監査」(Audit Directory Service Changes)です。
見る項目
- Subject の Account Name:削除を要求したアカウント(実行者)
- Object の DN:削除されたオブジェクトの識別名
- Object の Class:削除されたオブジェクトの種類
- Operation の Tree Delete:Yes は「サブツリーの削除」を使った削除(例:Active Directory ユーザーとコンピューターで「サブツリーの削除サーバー コントロールを使用する」にチェックを入れた場合)、No は使わない削除
- Operation の Correlation ID:同じ操作で起きた他の変更とひもづける値
注意
- 削除されたオブジェクトの GUID は、イベントビューアーでは「Deleted Objects」コンテナー内の新しい場所として表示されることがあります。
- ユーザーアカウントの削除そのものは 4726 でも確認できます。5141 はディレクトリサービスのオブジェクト全般(OU・グループ・コンピューターなど)の削除が対象です。
PowerShell で絞り込む
直近1日の、このイベントを取り出すコマンドの例です。Get-WinEvent の -FilterHashtable を使います。
Get-WinEvent -FilterHashtable @{ LogName = 'Security'; Id = 5141; StartTime = (Get-Date).AddDays(-1) } |
Select-Object TimeCreated, Id, Messageセキュリティログの読み取りには、管理者権限が必要な場合があります。期間は、AddDays(-1) の数字で変えられます。複数台のログは、各コンピューターで実行するか、ログ収集の仕組みで集めます。
よくある質問
5141 が出ません。なぜですか?
削除されたオブジェクトの SACL に、「Delete」の監査設定がないと記録されません。サブカテゴリ「ディレクトリ サービスの変更の監査」と、SACL の両方を確認します。
あわせて読みたい
- 5136Active Directory のオブジェクトの属性が変更されるたびに記録される。1回の変更で「削除」と「追加」の2件が並ぶ。
- 5137Active Directory にオブジェクトが作成されるたびに記録される。作成された場所(親)の SACL 設定が必要。
- 4726ユーザーオブジェクトが削除されるたびに記録される。誰が削除したかを確認する。
出典・参考
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確認日: 2026-10-28 掲載内容について